Project Anthem(TCストライカーズ)

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 皆さんもお馴染みのSoundCloud、これを有料利用できることはご存知と思うが、有料化でどんないいことがあるのかを本日は解説させていただく。


 2013年4月に料金体系が変わり、以前のものより随分とシンプルになった。


  • pro          月額3ユーロ 4時間分楽曲のアップロードが可能
  • pro  unlimited 月額9ユーロ アップロード時間無制限


 アップロード4時間は6分の楽曲40曲分になる。一曲が8分近いクラブミュージックでは4時間でも足りない雰囲気だが、いきなり月額9ユーロの投資は気が引けるという方も多いと思う。趣味で音楽をやっているだけならフリーのままで古い楽曲から削除し、それ以上はmuzie、自サイトに誘導したほうが経済的だ。


 pro,pro unlimitedどちらの登録でも以下の機能がついてくる。


 この中では重要度順に

  1. スポットライト
  2. 分析
  3. コメント表示切り替え  

 である。順に見てみよう。


sporlight
  


 投稿した曲、セットのうち自分で選んだ最大5曲を上から配置してくれる。通常、投稿順に曲がプロフィール横に配置されるのだが、”これを聞いてほしい”、”私を凝縮した曲はこれだ”という曲をスポットライトに選ぶといい。



 comprehensive stats












 ちなみにフリー時の分析画面

 stats free 








 これだけでもリスナーの国、再生数ランクが見れるが、加えて・誰が聞いたか・どこで聞いたかを詳しく教えてくれる。誰が、というのが登録者の名前で表示されるのは少々怖いところだが、どのような嗜好を持ったリスナーが再生したのか明確になる。
 
 ・どこで聞いたかについて、フリーとの違いは曲ごとにどの国の人が再生したかを表示する点である。楽曲ごとにどの国、地域で好まれるのかを調査できる。



quiet mode

  

  重要ではない。通常は自動的に表示されてしまう、曲へのコメント、評価などを隠すことができるというだけで、SoundCloudを使って作成中の曲をやりとりする場合に有効。ただ、現在SoundCloudでそのような使い方は皆無だろう。



 有料化最大のメリットはなんといってもアップロード制限解除である。”pro”では4時間までなのでSoundCloudを主戦場にするなら"pro unlimited"をおすすめする。今回、試しに登録してみたが、追加機能は上記のように大したものではない。プロモーションを手伝ってくれれば、もっと付加価値があると思うが、分析のためだけにpro登録する必要はない。 

 
 ちなみに有料化すると名前の横に星マークがつく。どの程度の人が有料登録しているのか参考にしてほしい。

  pro stat






 
 
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 みなさんはどのようなジャンルが好きだろうか。このブログをご覧になる皆様は主にクラブミュージックだとおもうが、その中でも細分化して好みがあるだろう。


 一般的に人気のジャンルとしてユーフォリックトランス(アップリフティングトランス)と呼ばれる、神秘的な響きを持ったジャンルがある。トランスに限らず神秘性を持ち合わせたユーフォリックというムーブメントが2000年代初頭から現在まで続いている。リズムを中心にダンスするそれまでのクラブミュージックと違い、恍惚とした主旋律が耳に馴染みやすく、シンセサイザーの歌声に体をなじませることができる。

  
 
 
 
 このような神秘性をもつ楽曲に憧れてDTMを始めた人も多いだろう。しかし、神秘性をもつ楽曲には弱点がある。





 神秘的であるが故に量産しにくい



 

 まず、神秘的とはどういうことかことか。



 人知や普通の理論を超えて不思議であることとされている。日本のこの季節、蛍を神秘的と思う人も多いだろう。蛍がなぜ光るか、なぜ夏場の清流で観察されるか、実際のところは理論が解明されているが、一般的にはロマンティックで神秘的であると言えるだろう。

 しかし、彼らが都会で一年中観られるとしたらどうだろう。きっとなんとも思わない。虫が鬱陶しいなあくらいの感覚だろう。



 神秘的であるためには普通ではないことが必要だ。滅多になく、現れた時に見て、聞いて良かった、と思えることが重要だ。



 ユーフォリックサウンドも神秘的であるためには、自分にとって珍しい体験であるのが好ましい。連続してユーフォリックサウンドを作っていると当たり前の楽曲になっていまい、神秘性が薄れて行く。そのためサウンドを作るモチベーションが薄れてしまい、次の楽曲を書くまでにかなりの時間を要してしまう。



 今回は作れる能力があり、自身も作りたいと思っているのにもかかわらず作れないというジレンマ(ライターズ・ブロックと呼ばれる)が問題となっている。今までは待つことだけがそれを解決する方法だった。
 
 
 私たちは自分を何者であるのか定義したがる傾向がある。風景画家、萌えイラストレーター、そしてユーフォリックトランスコンポーサーと言った風に、これが得意でこれ以外はやりたくないと、こだわることが美しいと思い込まされている節がある。テレビに出てくる職人が 自分にはこれしかない、これをとったら何も残らない というと視聴者はすごい、これこそ職人だ、と感嘆する。



 本当にそれしか残らないのだろうか、仮にその仕事がなくなってしまったら彼らは死ななければならないのだろうか。そんなアホな話はない、単なる結果論だ。



 話を作曲に戻すと、自分はこのジャンルを作る と決めてしまうのではなくもっと根本的な目標、音楽を作りリスナー聞いてもらう という部分に目を向けよう。神秘的な楽曲でなくともみなさんの楽曲を待っている人がいる。ダンスできれば汚かろうがシンプルであろうが役割を果たす。神秘的な曲は皆さんの一部として、それ以外の自分自身を見つけてみよう。

 
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 世界最大のクラブミュージックストアbeatport。ここに登録された楽曲は世界中のdj、ファンが買い求める。


 自分の楽曲、自信があるなら是非登録して売り上げを伸ばしたい。事務的な情報はGoogle先生に聞けばすぐわかるものだ、しかし、ことBeatportに関してはなかなか情報に巡り会えない。解決方法は割と単純でBeatport registerで検索したところ本家サイトのきゅーあんどえーが出てきたのでそこを踏まえて記述する。


 皆様にも馴染みのあるitunes amazonと言ったサイトは著作権の侵害さえなければ基本的には誰でも登録できる。しかし、Beatport登録には4つの条件がある。

 
   1. 今後6ヶ月間のリリースとプロモーションの予定がある

 登録の時点で向こう6ヶ月の予定というのは、同人イベントに参加経験のある人ならたやすいだろう。コミケなど大規模なものでは半年前から申込みをしイベントに向けて準備をしているからだ。”6ヶ月後までにリリースする作品が登録時点ですでに完成してある”ことが条件だとしたらかなり厳しい。


 2.オンラインでサイトをもっている

 独自のサイトでなくともフェイスブックなどSNSでもOKなのでこの条件はたやすい


 3.Repertoire of Relevant Artists / Remixers


 ”関連のあるアーチスト、リミキサーのレパートリーを持っていること”とあるが、よくわからない。Beatportで発表された楽曲のリミックス経験があるか、ということだろうか。引き続きリサーチする。


 4・DJからの推薦

 これが一番厳しいのではなかろうか。私自身はDJの知り合いもいないし経験もない。今から新しく関係を作る必要がある。クラブまで足を運び交渉してみる事だ。昨今は平日の日中にフリーでDJをさせてくれるところもある。そういったところにPCを持ち込んでプレイをしながら関係を作っていくことになる。ニコニコ等、オンラインで活動している人にオファーを出すのも手だ。



 このように他と比べて非常に厳しい条件となっている。以前はもう少し緩やかな基準だったらしいが、楽曲の飽和による全体のクオリティ低下のため今のような基準に変更された。アーチストにしてみれば厳しいものだが、買い手にしてみればこの方が有益であろう。


 単曲の登録とは別にミックス(djが楽曲同士をフロアでのプレイのようにつなげてデータ化したもの。60分程度)を登録すこともできるが、それはまた別の記事に。

 私も普段からよく使っているmuzie。しかし、昨今、投稿を停止するアーチストが目立つようになってきた。ブログやツイッターで”今までお世話になりましたが、今後muzieへの投稿を見合わせます”といった記事を目にすることがよくある。


 なぜ、このような事になったのか。各アーチストがプロの世界へ旅立つゆえのことなら祝福するべきことなのだが、事情は違う。


 まず、今回議論の対象になるのはクラブミュージックのアーチストである。前回の記事に書いたことと重複するが、彼らのほとんどは音ゲーを入り口とする。


 このブログ をご覧くださる方も御存知の通り、現在では多くのクラブ系アーチストがsound cloudを利用している。お察しの通り、これの存在がmuzieの変遷に大きな影響を与えている。


 まず、muzieの変遷を転載しよう 

  • 1999 mymelodyとして立ち上げ
  • 2001 muzieと名称変更、会社設立
  • 2010 別会社に譲渡
  • 2011 エイベックスに吸収合併される

 利用していたみなさんは”あっ!?”と思ったかもしれない。2010年に理由の分からない大きな変更があった。それまで自由にDLできていた楽曲が、会員登録しないとDLできなくなり、UPロード者もデフォルトではDL不可の設定になっていた。これは別会社に譲渡された際に起きたもので、おそらくメールアドレスを手に入れたかったのだろう。しかし、この改悪はユーザーの反感を買った。この機会に別の投稿サイト、自身のサイトヘのUPを始め、結果的にmuzieを停止したものが数多くいた。


 その受け皿になったのが、sound cloudである。


 次に、sound cloudの沿革を転載する


  • 2007 設立
  • 2009 ベンチャー投資家から大型投資を受ける
  • 2010 別のベンチャー投資家からさらに大型投資を受ける

 
 鍵になるのは2009年の投資である。おそらくmuzieの創業者たちはこの情報を入手し、太刀打ちできないと悟ったのだろう、そこで譲渡した。しかし、受けた会社も思うように運営できず、最終的にエイベックスへの売却となってしまった。

 サウンドクラウドは欧州を母体とする巨大規模のSNSだ。クラブミュージックに当然ながら強く、活発な交流が行われている。日本人で、クラブミュージックのプロフェッショナルを目指す者達がそちらに流れるのは当然のことだ。


 
 では、現在のmuzieは誰が利用するのか



 エイベックスが運営となれば、わかりやすいだろう。J-POPアーチストだ。

 
 現在muzieがプッシュし、提携しているところはJ-POP専門に扱う会社、サイトが主である。クラブミュージックなど以前から扱いは小さかったが、最近では存在しないかのように扱われている。運営会社自体も、グローバル化した現代ではクラブ系音楽をここで扱っても勝ち目がないと悟っているのだろう。



 その事自体は良くも悪くもない。会社としての戦略である。問題なのはその戦略から外れているにもかかわらずmuzieを利用し続けることだ。自分たちのジャンルだけをとって”muzieは終わった”と言い立てるのはミクロ的視野に陥ってしまっている。muzie自体はまだまだ続いていく、muzieのクラブ系分野が終焉に向かっているのだ。


 時がたてば同じ会社でも業種が変わることなどよくある。ソニーなど、金融分野が収益の第三位を持っており、最大の成長分野となっている。


 我々も、自分を取り巻く環境の変化を受け入れる必要がある。人々が求めるとき環境は変化する。クラウド容量の肥大化とともにニーズは変遷している。

   
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 今回は経費についての記事である。1万、2万といったそんな僅少な費用どっちでもいいと言う方もいると思うが考え方の一つとして読んで欲しい。
 



 楽曲配信時に必要な経費は
  • 楽曲登録料
  • 販売コード料
  • 依頼した場合はアートワークデザイン料
 
 が主たるものだ。



 楽曲登録料はシングル \1500/曲 アルバム \5000/曲 が大体の相場であり、デザイン料はアートワーク \15000/枚 が相場となる。今回、わかりやすくするために販売コードについては言及しない。


 これらの条件を踏まえて、


     シングルとアルバムどっちで登録した方が安く済むか


 を考えたい



 登録料から見ると4曲以上のアルバムならその方がやすい。アートワークデザイン料を踏まえて合計\20000となる。当然ながらの方がやすい。しかも現在ではアルバムの曲でも一曲ごと販売できるのでシングルに対する販売上のデメリットはない。言い方を変えれば、現在ではアルバムの概念が希薄になっている。

 
 みなさんもcdを取り込み、好きな曲をお気に入り登録し、その中だけでループさせるという経験はおありだろう。そこには、アルバムとして商品価値はなく、シングルの集まりとしてアルバムの形態をとっているにすぎない。




 その点を踏まえると、経費の問題を解決できたならシングルの方がよい、という結論になる。



 
 楽曲登録料は軽減できない。しかし、ーアートワークはこれまでもシングルの概念を超えることができる。



 シングル1曲に対するアートワークではなく、作曲者のアートワークを作れば良いのだ。



 
 作曲者の名前を入れた彼を象徴するアートワークを作り、各シングルにそのアートワークをつけてリリースする。これで、デザイン料の問題は解決した、さらにそれ以上のメイリットがある。

 ジャンル単位で購入検討する人々は何度も彼のアートワークを目にすることになる。すると、そのアートワークがトリガーとなり、そのジャンル=彼=よいアーチストというプログラムが出来上がる。


 このことがブランド形成の土台となり、彼はジャンル内で一定の地位を得ることができる。



 一般的なブランド戦略の一つであり、リスナーに対しても間違いない商品として、安心感をあたえることができる。


 
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