最近曲の作り方を変えた、というよりもとに戻しました。
ここ数年 :鍵盤でテキトーに弾いてよさそうなメロディをもとに作る。またはサンプル素材。
ここ数年 :鍵盤でテキトーに弾いてよさそうなメロディをもとに作る。またはサンプル素材。
最近 :口ずさんで、そのメロディが何を表現しようとしてるのか考えるテーマが決まったら開始。
作りたい曲を作るのが一番大事です。なんか作りたいという時もありますが、それは作りたいものが曖昧な状態で作りながら明確にする場合です。作らなければいけないという気持ちで作曲するのが一番いけませんね、例えば”イベントのために作らなければいけない””10曲入りCDを作るからあと3曲作らなければいけない”などです。こういうときはたいていつまらない曲になります。自分の作品を聞いてもらいたいのに、嫌々楽曲作成するというのもおかしな話ですね。
と言いつつもこういうこと結構あります。CDプレスは一枚当たりいくらと計算されるので、楽曲をたくさん詰めたほうが一曲当たりの経費が安くなります。”そりゃお得だ”と思って作曲を開始するのですが、どれだけ作っても”もっと作ればさらにお得”と考えてしまい形だけ整えて楽曲数を増やしてしまいます。そんな風にお金のことだけを考えて作った曲なんて全然面白くないんですよね。
HEAD FOR 過去最悪の楽曲(数合わせで作りました)
そんな風に作ってむなしくなった後、”ラスト一曲だけは真剣に作ろう”と意気込んで面白い曲ができたりしますが・・・
心が疲弊したとき自分のむかーしの楽曲を聞くと”なんて素敵なんだろう”と自画自賛してしまいます。クオリティはあれですが、楽曲から伝わってくる風景や感情は今と比較できないほど大きいのです。
そうか、表現したい何かがあってそれを音にしようと必死だったのだなと過去を懐かしみます。”あのときは楽しかったなあ”なんて夢にも思いません。作っても作っても誰も評価してくれないので嫌になってました。ただ違ったのは
自作曲を聞きまくってた
ということです。誰も評価してくれなかったけど私はいい曲だと思ってたのです。当時は恥ずかしくてそんなことは誰にも言ってないのですがw。まあとにかくよく聞いてました。作成途中でもMP3にしてiphoneに入れてましたし、muzieでストリーミングもしました(muzieの再生回数の一部は自分で聞いたものです)。
それがどうでしょう、ここ数年は完成したらその後聞くことはほとんどありませんでした。完成した後むなしいことが多かったですね。”苦労して作ったのに全然評価されない(´・ω・`)”と。
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