先日ふりーむコンテストにエントリーしている方にこんなメールが届いたと思います。

■参加規約、再確認のお願い

ふりーむのゲームコンテストに参加した場合、
下記のような特徴があります。

・結果発表後も、他のコンテストに応募できない

・参加作品を公開停止できない
 そのため、もし下記に当てはまる場合は、
参加をお控え頂くことを、強くお勧めいたします。

・他のコンテストに「少しでも興味がある」場合

・気分が変わって「公開停止したくなる」可能性がある場合



 結びにこのような文が


様々な活動を活発に予定されている場合は、
今回参加をお控え頂いて、
今後、良いコンテスト企画が登場する機会を伺うことをお勧めします。



 コンテスト主体が辞退を促すとはちょっと変な感じですね。ここからふりーむがどのようなポリシーで運営しているのか考察していきます。あくまでも私個人の考えということをご理解ください。

  
 
 この話の前に、フリーゲーム(フリゲ)のあり方が大きく変わったということを知っておく必要があります。昔はゲームで収益を得る=ゲームを販売する、だったのが、現在は ゲームで収益を得る=関連商品を売る、課金させる、に変わりつつあります。つまり以前のフリゲは完全に非営利だったのに対し、現在はそうとも言えない状況ということです。

 
 ふりーむの設立は2002年で、当時は前者のフリゲのみだったと考えられます。サイトに運営ポリシーが書かれています。

 https://www.freem.ne.jp/information/about


 ここから推測するに将来的に営利を目指す作品は運営の対象としたくないのではないだろうか、と思います。しかし、営利を視野に入れた作品が増えすぎてしまったため、今回のメールを送信せざるを得ない状態に至ったのではないかと。


 コンテストで営利目的のフリゲと本来のフリゲが戦った場合、間違いなく前者が勝つでしょう。ただ、それはふりーむのポリシーとして好ましくないのかもしれません。元々のフリーゲーム、ゆるく気楽に遊べるような作品のなかから受賞させたいのだろう、それがクリエイターが楽しくゲームをつくるためになると考えているのではないか、と思いました。※TCストライカーズ2を辞退するべきか否かは考えているところです。


 15年前に比べて、当時の商業ゲーム=今の同人ゲーム、当時の同人ゲーム=今のフリーゲームくらいの感覚でしょうか。だとしたら、当時のフリーゲームはどこに行くことになるのか、なかなか難しい問題ですね。フリーゲーム投稿サイトが細分化されるのではないでしょうか。と長くなりそうなのでまたの機会に書きます。


クリックありがとうございます(U ゜∇゜)わーい